札幌市白石区菊水上町4条2丁目359-1アクセス 011-833-1120

ごあいさつ

この度、当クリニックでは血液透析および腹膜透析患者さんの生命線ともいえるバスキュラーアクセスと腹膜透析(PD) に対する治療センターを開設致しました。

バスキュラーアクセス手術は、血液透析導入時における自己血管内シャント作製(AVF)、人工血管内シャント作製(AVG)、上腕動脈表在化、非カフ型・カフ型カテーテル留置のみならず、既存のシャント狭窄や閉塞、シャント瘤、シャント発達不全や穿刺困難などシャント造設後のトラブルに対する手術を常時行っております。手術前に、血管超音波や造影検査によって患者さんの詳細な血管を評価し、透析に精通した(透析専門医)血管外科医が、

1)確実で長期使用可能なシャント 
2)だれでも穿刺しやすいシャント

を作製致します。手術後は定期検査によりシャントの維持管理と合併症に対する治療を行います。

PD手術では、PD導入のためのカテーテル留置術を腹腔鏡下で行うため、腹腔内臓器損傷やカテーテル位置異常を回避でき、安定したPD継続を可能にします。また手術後の傷跡を小さく抑えるメリットもあります。手術は全身麻酔で行うため患者さんの痛みも少なく、開腹手術の既往があり、他院では留置できない患者さんやPDカテーテルトラブル(位置異常、感染)、PD患者さんの鼠径ヘルニアや腹壁瘢痕ヘルニア対しても積極的に手術を行っています。

副院長・センター長 土橋 誠一郎